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ジョブコーチ(職場適応援助者)知ってますか?対象や中身、使用する方法などを具体的に解説していきます。

質問

就職することが出来ました。
サポートをお願いしましたが、就労定着支援対象外といわれました。
就労定着支援対象外の人でも就職後に支援してもらえますか?

就職後、職場や生活での困りごとをサポートする就労定着支援という制度があります。
しかし、復職・再就職後6か月間就労継続されていない方、43か月(3年6か月)経過された方、
自営業者・福祉的就労者は就労定着支援サービス対象外となってしまいます

そのような皆さんでも就職後サポートを受けられる制度として、ジョブコーチ(職場適応援助者)があります。

ジョブコーチとは、障害のある人が自分の特性に合った仕事ができるように就職活動を支援したり、
職場で障害のある人に付きそって仕事に慣れるための支援をおこなう人のことです。
この記事ではジョブコーチ支援の対象となる人や支援の内容、利用方法などについて説明します。

この記事でわかること

・ジョブコーチとは
・ジョブコーチの支援内容・支援タイプ
・ジョブコーチの支援対象者・申し込み方法
・ジョブコーチの支援の仕組み・標準的な支援の流れ
・ジョブコーチの利用料金と利用期間

・この記事を書いてる人

・地方都市で相談支援専門員をしています。
・障がい福祉の仕事についています。
・休日・朝晩に副業に取り組んでいます。
・自分の実体験・勉強したこと書いています。

目次

ジョブコーチ(職場適応援助者)とは

一般的に言うとジョブコーチとは、障がいを持つ皆さんが仕事を続けていけるように、
会社で障がいのある皆さんに付きそってお手伝いをしたり、
会社側と話あって障がいのある皆さんが働きやすい状態を作る人のことです。
「職場適応援助者」とも言われます。

ジョブコーチ(職場適応援助者)の支援内容・支援タイプ

支援内容

ジョブコーチはいろいろな障がいの特長(得意・苦手など)を考え、
障がいのある皆さんが仕事をしやすくなる工夫の仕方を知っています。
こういった理解をもとに、障がいのある皆さんには仕事の身に付け方や工夫というものをお伝えし、
会社側には障がいの特徴をお伝えし、仕事の状態をスムーズにするお手伝いをします。

支援タイプ

ジョブコーチは3つのタイプがあります。

配置型

地域障害者職業センターに所属するジョブコーチが職場に出向いて支援を行います

訪問型

就労支援を行っている社会福祉法人や就労移行支援事業所などに所属している
ジョブコーチが職場に来て支援を行います

企業在籍型

同じ会社の従業員がジョブコーチ養成研修を受けて、障がいのある皆さんを支援します

配置型、訪問型のジョブコーチは、障がいのある皆さんに対しては、
初めての出社日に会社に一緒に行ったり、会社での不安について相談にのり、
会社の指導担当者の人との関係が出来るまで間をとりもってくれます

また、会社に対しては、障がいのある皆さんとのかかわり方を指導担当者以外の人たちにも
分かってもらうようなサポートも行っています。

ジョブコーチ(職場適応援助者)の支援対象者

ジョブコーチ(職場適応援助者)の支援対象者

ジョブコーチサポートの対象になるのは、身体障がいや知的障がい、精神疾患等の見られる皆さんで、
次のような仕事に関係した心配がある皆さんです。

  • 自分にピッタリの仕事探しを助けてほしい人
  • 入社したが会社に慣れるのがむずかしく、サポートがほしい人
  • 障がいの特徴に合わせたサポートをしてほしいが会社にどうやって言えばいいのか分からない人

障害者手帳がなくても使うことができる場合があります。
ジョブコーチによるサポートは、会社で約1ヶ月以上の間、
週20時間以上働く可能性のある皆さんが対象になります。
公務員の場合は、非常勤職員や臨時職員として働いていて雇用保険に入っている皆さんが使えます。

ジョブコーチ(職場適応援助者)を使いたいときの申し込みのやり方

会社がある地域の障害者職業センターやハローワークにお願いします
会社の人、または障がいのある皆さんのどちらがお願いしてもいいですが、
ほとんどの場合は会社側のお申し込みを受けるかたちではじまります。
ですが、障がいのある皆さんと会社の両方がジョブコーチサポートの利用に賛成していることが必要となります

ジョブコーチ(職場適応援助者)の支援のしくみ

障害のある人

  • 仕事を遂行するための能力の向上のサポート
  • 会社の中でのコミュニケーション能力の
    向上サポート
  • 体調を維持することや生活リズムを
    整えるためのサポート

障がいのある人の家族

  • 落ち着いた会社生活をおくるために
    必要なご家族のかかわり方に関してのサポート

ジョブコーチ

事業主(管理監督者・人事担当者)

  • 障がいの特性に配慮した雇用管理
    に関するアドバイス
  • 配置や職務内容の設定に関するアドバイス

利用者の上司や同僚

  • 障がいの理解に関する会社内の意識改革
  • 障がい者とのかかわり方に関するアドバイス
  • 指導方法に関するアドバイス

ジョブコーチ(職場適応援助者)の標準的な支援の流れ

支援期間(標準的2~4カ月)

集中支援

週3~4日訪問
会社になじむうえでの問題を分析して、集中的に見直しを行う

移行支援

週1~2日訪問
支援方法のアドバイスや、キーパーソンの育成により、徐々に会社の人達だけで
支援できるようにしていく

フォローアップ

数週間~数カ月に一度訪問して利用者のサポートを行う

ジョブコーチ(職場適応援助者)の利用料金と利用期間

ジョブコーチは、基本として無料で利用することができます。

障害者職業センターから派遣されるジョブコーチの場合は、
1~8ヶ月のあいだで必要となる期間にわたりサポートをしてもらうことができます。
サポートの初めの頃は、ジョブコーチが週3~4日間、
会社で障がいのある皆さんに付きそって重点的にサポートします。
会社の環境が良くなってきたら、会社での付きそいは週1~2日、
その後は数週間~数ヶ月に1度と回数を少なくしていき、
ジョブコーチがいなくても会社の人が障がいのある皆さんをサポートできるようにしていきます。

まとめ

ジョブコーチは、障がいのある皆さんが仕事に慣れることができるようサポートする人のことです。
障がいのある皆さんに仕事の進めかたを教えることもあるでしょうが、
会社の人にも、障がいのある皆さんの特徴に合わせた接しかたを話していきます。
最後には、会社の人が障がいのある皆さんをサポートすることが
できる状況を作り上げることが目指すところ
になります。
仕事についてのお悩みや心配ごとは、ジョブコーチのサポートがあれば
クリアできる場合もあるかもしれません。
会社の上司や障害者職業センター、ハローワークに相談してはいかがでしょうか。
ご覧いただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

地方都市にて相談支援専門員をしながら、
休日や朝晩の時間を使って副業に取り組んでいる40代男性です。

私自身も、HSP(ハイリー・センシィティブ・パーソン)
敏感さんといわれる症状を持つ娘を持っています。
同じ発達障害といわれるお子さんを持つ人たちと
一緒に悩みを共有しながらそれぞれの夢を叶えるお手伝いが
できればと考えています。

夢は、子供達が自分の好きなことで
生活できるようになるお手伝いをする場所を作る事。
MEGABIGで1等12億円に当選すること。
貴方とご縁をいただけたことに感謝します。
よろしくお願いいたします。

コメント

コメント一覧 (2件)

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