自分の希望する会社に採用されたいです。
就職活動にプラスになるような訓練をしてくれるところはありますか?
長く会社で働いていくためには、自分が気に入った会社に就職していくこと、生活に困らない収入
を得ることなど、人それぞれ希望があると思います。希望する条件で就職できるように
障がいがあっても専門的な知識や技術を身につけることが出来るように訓練する場所があります。
ここでは、障がい者の職業訓練についての概要を説明していきたいと思います。
・この記事でわかること
・職業訓練を受けられる場所
・働きながら訓練できる制度の説明
・就職に向けての主な訓練先、実際の職場での訓練内容一覧
職業訓練を受けられる場所
障がい者の特性を生かした訓練コースが用意されている
ハローワークが受付になって、専門的な訓練が受けることができる場所を紹介します。
主として、身体障がい、知的障がい、高次脳機能障害、難病、(膠原病や肝臓病など)がある人を対象に
していますが、その他の障がいだったとしてもご相談可能です。
①独立行政法人高齢・障がい・求職者雇用支援機構が運営する障がい者職業能力開発校
(国立職業リハビリテーションセンター)
日本中で、埼玉県と岡山県の2校のみですが、先行的な職業訓練に取り組むことによって、
全国の障がい者職業能力開発校に実習内容や指導方法などを提供します。
②障がい者職業能力開発校
都道府県が運営・設置する学校で、日本中に点在しています。訓練のプログラムやカリキュラムは、
学校それぞれにより異なるようです。
③一般の職業能力開発校
精神障がいや発達障がいなどの見られる人を対象にした職業訓練コースが設置されています。
④委託訓練
企業、社会福祉法人、NPO法人、民間の教育訓練などを利用して訓練が行われます。
会社に行きながら訓練可能な制度もある
採用を踏まえて、6カ月間仕事先で仕事を行う職業適応訓練という制度も存在します。
実際の仕事先で勤めることで、仕事場に順応しやすくすることが目的です。
訓練期間が2週間以内の短期職場適応訓練もあり、この間、2つとも訓練手当が支給されます。
実際の職場で、仕事をしながら訓練をうけていけるのはありがたいことですね。
職場の雰囲気も良くわかると思います。
チャンスがあれば積極的に使っていくようにしてみたらいかがでしょうか。
就職に向けての主な訓練先
障がい者職業能力開発校(国立リハビリテーションセンター)
・訓練期間:原則1年
・主な訓練コースやカリキュラム
機械製図科、電子機器科、テクニカルオペレーション科、建築設計科、DTP、Web技術科、OAシステム科
経理事務科、OA事務科、職域開発科、職業実務科
障がい者職業能力開発校(都道府県が運営・設置)
・訓練期間:3カ月~1年
・主な訓練コースやカリキュラム
就業支援科、職域開発科、調理、清掃サービス科、オフィスワーク科、ビジネスアプリ開発科、
ビジネス総合事務科、グラフィックDTP科、ものづくり技術科、建築CAD科、製パン科
実務作業科、OA事務科 など
一般の職業訓練開発校
・訓練期間:6カ月~1年
・主な訓練コースやカリキュラム
販売実務、介護実務、OA事務 など
委託訓練
・訓練期間:原則3カ月
・主な訓練コースやカリキュラム
知識・技能習得訓練コース、実務能力習得訓練コース、eラーニングコース
実際の職場での訓練
職場適応訓練
短期職場適応訓練
訓練期間:6カ月(重度の場合は1年)
訓練期間:2週間以内(重度の場合は4週間)
制度について
本雇用を前提として、障がい者の特性に適した作業を企業に委託して、職場に適応しやすくする制度。
訓練中は、受け入れ企業側に委託料が、訓練生には訓練手当が支給される。
まとめ
障がいがあっても専門的な知識や技術を身につけてその後の就職が、安定、継続的に勤務出来るように
訓練する所がある事をご紹介させていただきました。訓練内容も訓練校により様々なものがあるようです。
すぐに就労するだけでなく、技術、知識を身に付けてから働き始めるという考え方もいいと思います。
自分にあった仕事に就くために必要な技術を先に習得して自信をもって就職できるようにしてみてはいかがでしょうか。
希望する職種の訓練があるようなら、お住いの地域のハローワークに相談して訓練を受けてみましょう。
ご覧いただきありがとうございました。
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