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教育システムの基本インクルーシブ教育とは

質問

障がいのある子どもがいます。
出来れば一般の小学校に通わせたいのですが、可能でしょうか?
教育システムの基本とされているインクルーシブ教育とは何ですか?

障がいを持つご両親としては、出来れば障がいのない子と同じように地域の小学校、中学校に
通い教育を受けさせたいとお思いになられていると思います。
そのお気持ちに出来るだけ
寄り添う教育に取り組もうと現在の教育システムの基本とされているのが、
インクルーシブ教育という考え方です。ここでは、インクルーシブ教育の考え方やなりたちなどを
説明していきたいと思います。

・この記事でわかること
・インクルーシブ教育とは
・インクルーシブ教育の取り組み
・インクルーシブ教育システムにおける障がいのある児童生徒の就学先決定のしくみ

・この記事を書いてる人

・地方都市で相談支援専門員をしています。
・障がい福祉の仕事についています。
・休日・朝晩に副業に取り組んでいます。
・自分の実体験・勉強したこと書いています。

目次

インクルーシブ教育とは

障がいのある子や保護者の意見が尊重される就学先

インクルーシブ教育システムの構築は、国連で採択された障害者の権利に関する条約」のなかで
うたわれたもので、日本を含む多くの国が批准しています
具体的な方法は国によって異なり、障がい者を対象とした特別支援学校や学級を廃止した国もあれば、
多様な学びの場を維持していくことで、障がいのある人もない人も尊重される教育システムを
実現している国もあります。
かつて日本では、障がいの種類や基準に該当した児童を原則として特別支援学校に入学させるという
しくみをとっていました。
しかし現在では教育に必要な支援の内容や児童が生活する地域の教育体制の整備状況など諸般の事情を
総合的に判断
し、さらに、障がいのある子どもと保護者の意見を最大限に尊重して、特別支援学校か
地域の小中学校に就学するかが決定されるようになりました。

インクルーシブ教育実現に欠かせない特別支援教育

一人ひとりにあった教育的ニーズの実現

インクルーシブ教育の実現に欠かせないのが、特別支援教育です。
これは、障がいのある子ども一人ひとりの教育的ニーズを把握して、適切な指導や必要な支援を行うことで
子どもの自立と社会的参加を目指すもので、地域の医療や保健、福祉、労働にかかわる機関などが連携して
教育を支えます

発達障害のある子どもがいる小中学校では、保護者の相談窓口となって、これらの関係機関や校内の関係者との
連携を推進したり、担任を支援したりする特別支援教育コーディネーターが置かれています。

インクルーシブ教育システムにおける障がいのある児童生徒の
就学先決定のしくみ

就学時健康診断
特別支援学校に就学することができる障がいの種類・程度を定めた条文
(視覚障がい者・聴覚障がい者・知的障がい者・肢体不自由者・病弱者の障がいの程度)
   
非該当該当
就学先決定ガイダンス
総合判断
・障がいの状態  ・本人と保護者の意見
・教育上必要な支援の内容  専門家の意見
・地域における教育体制の整備状況  ・その他の事情
市区町村教育委員会による最終決定
本人と保護者の意見を最大限尊重し、教育的ニーズと必要な支援について
合意形成することを原則とする
 
小学校への入学期日等の通知(就学通知)特別支援学校への入学期日等の通知(就学通知)
          
小学校に入学
特別支援学級や通級指導教室
特別支援学校に入学

まとめ

以上が現在の教育システムの基本とされているインクルーシブ教育システムのお話となります。
教育委員会など外部からの決定事項により学校を決められるのではなく、ご本人の特性と希望に
あわせた学びの場を提供していくように考えていくシステムとなります。

障がいをお持ちのお子さんにとって適切な学びの場をご本人と一緒に話し合いながら決めていけると
いいですね。楽しい学びの場となる場所を見つけてあげて下さい。

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この記事を書いた人

地方都市にて相談支援専門員をしながら、
休日や朝晩の時間を使って副業に取り組んでいる40代男性です。

私自身も、HSP(ハイリー・センシィティブ・パーソン)
敏感さんといわれる症状を持つ娘を持っています。
同じ発達障害といわれるお子さんを持つ人たちと
一緒に悩みを共有しながらそれぞれの夢を叶えるお手伝いが
できればと考えています。

夢は、子供達が自分の好きなことで
生活できるようになるお手伝いをする場所を作る事。
MEGABIGで1等12億円に当選すること。
貴方とご縁をいただけたことに感謝します。
よろしくお願いいたします。

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